「野村克也」が退団して以来(1978年以降)、毎年のように開幕早々から、優勝という2文字が遠のく戦いを強いられてきましたが、この年(1984年)は、違いました。なんと、4月30日時点で、首位・近鉄バッファローズから1.0ゲーム差の3位につけているのです。
実は、これまでも、開幕から1か月経過時点で、5割前後の勝率を維持していたシーズンは2度ほどありました。(1980年、1982年)
両シーズンとも、5月以降、首位に肉薄(1980年は、0.5ゲーム、1982年は2.5ゲーム)し、シーズン序盤において、ホークスファンを、かなり楽しませてくれました。
この年(1984年)は、久々にそれらの年に匹敵する位、ワクワクするシーズンとなりそうな感じではあります。
この時点で、4月のホークス躍進の立役者は、以下の通りです。
投手陣:
山内孝徳 4勝 0敗 0S 2.91
金城基泰 0勝 0敗 7S 0.82
野手陣:
門田博光 .348 5本
ナイマン .328 5本
定岡智秋 .244 7本
もちろん、若手・中堅で内・外野のレギュラーである久保寺や河埜の打率3割超えや
代打の切り札:山本和の代打での活躍や低打率ながら勝負所で、良い打撃をみせるベテラン新井の存在感も見過ごせません。
投手陣では、藤本がプロ初勝利を飾り、加藤も初登板でまずまずの投球を見せています。ちょっと、山内和が安定しないのと、中継ぎ陣が、少し不安定なことが気がかりですが…
by 永遠のホークスボーイ