穴吹ホークスの1年目が終わり、2年目(1984年)が始まりました。
新戦力としては、ライトル、高、李に代わる外国人選手として、クリス・ナイマン、ジェフ・ドイル(ともに内野手)が加入しました。
しかし、トレードとしては、相も変わらず、うまみがないトレードが敢行されていたようです。前年2勝にとどまった山内新一ですが、無償トレードで阪神タイガースへ移籍し、このシーズン(1984年)7勝(9敗)を挙げました。なんで、こんなにトレード下手なんだ!(結果論かもしれないが、愚痴りたくなる。)
さて、気を取り直して、山内新一を無償で放出してしまったホークスではありましたが、このシーズンにおいては、「野村克也」がホークスを去って以来、最高の滑り出しを見せてくれました。
1984年3月31日、西武ライオンズ球場で開幕を迎えたホークスでしたが、まずは、前年の最多勝投手である山内和宏が、失点1(自責点0)で完投し、打っては、新戦力であるドイルが3安打3打点、ナイマンが2安打1打点の活躍でした。その次の4月1日は、山内孝徳が3安打完封をやってのけ、2年目の穴吹丸は、連勝という最高の形で、シーズンのスタートを切りました。
しかし、ここからが、本番というか、簡単には、勝たせてくれません。西武ライオンズは、何といっても、前年の覇者。3戦目において、ホークスは、3回までに小刻みに1点ずつ、加点し、一時は、3-2と1点をリードしますが、4回にエラー絡みで2点を失い、逆転されます。その後、6回に同点に追いつくも、8回に2点を奪われ、逆転負けを喫します。打線は、13安打3四球を浴びせながら、4点どまり。やはりこれが、強いチームと弱いチームの差なのでしょうか。
とりあえず、開幕シリーズを2勝1敗で乗り切り、2年目の穴吹丸は、船出しました。
by 永遠のホークスボーイ